神奈川県の湘南で生まれ育った女性アーティスト・LANA（ラナ）は、2020年からSoundCloudで活動を開始し、2022年に「FLAME (feat LEX, Saru jr.fool, taisyov)」で本格的に音楽の世界へと飛び込みました。

音楽に囲まれた家庭で育ち、母はかつて歌手を志し、兄は人気ラッパーのLEX、姉はダンサーのLILIという、まさに芸術の才能が集まった一家の一員です。

LANAの魅力は、なんといってもその力強い歌声にあります。
少しハスキーな声と、日本人離れした旋律のセンスを武器に、ヒップホップやリズム・アンド・ブルースを軸にしながら、型にはまらない音楽を自在に歌いこなします。
その表現力と存在感に、多くの人が心をつかまれ、2023年には一気に注目を集めました。

この年には新たな楽曲や映像作品をいくつも発表し、ヒップホップの祭典「POP YOURS 2023」への出演も実現。
さらに、自らの名を冠したイベント「LANA’s PARTY」も開催しました。
同業のアーティストたちとの共演も話題を呼び、特にAwichとの共演曲『Bad B*tch 美学』では、圧倒的な歌唱力が光り、聴く者の心を揺さぶりました。

今回ご紹介したい動画は、Youtubeで2025/05/01公開された「HERE」のライブ動画だ！

「HERE」は、アルバム「20 +」の中でもLANAがとくに思い入れのある未発表曲。
このライブでは、本編のラストに披露され、まさにファンとの絆を象徴する一曲となりました。
8,000人を超える観客が見守る中、武道館を包み込んだその歌声は、アルバムを代表するアンセムとして深く刻まれました。

注目すべきは、爆音で圧倒する従来のライブスタイルとは異なる新たな演出。
あえて音量を抑えた洗練されたサウンドと、一対一で静かに語りかけるようなMCが、観る人の心に優しく響きます。
その空間すべてが、20歳のLANAが生きた“今”を切り取るかのような青春のワンシーンとして心に焼きつきます。

この映像は、ただのライブ記録ではありません。
LANAというアーティストが、これからの時代をどう進んでいくのか。
そのはじまりを告げる記念碑的瞬間を、あなた自身の目で確かめてください。
きっと心の奥深くに残る、特別な感動を味わえるはずです。

出典：Youtube: LANA