チャーリーXCXは、現代のポップシーンを代表する注目のアーティストです。
14歳の頃から作曲を始め、作った楽曲をインターネット上に公開することで音楽業界の目に留まりました。
ロンドンのクラブシーンに足を踏み入れた彼女は、その才能を発揮し、音楽活動を本格化させていきます。
その後、アサイラム・レコードと契約し、プロのアーティストとしての道を歩み始めました。
2013年に発表したデビューアルバム『True Romance』は、音楽評論家から高く評価され、彼女の名前は一躍広まりました。
転機となったのは2014年。
イギー・アゼリアの楽曲「Fancy」に参加し、この曲がグラミー賞にノミネートされるなど世界的なヒットを記録しました。
同じ年に公開された映画『きっと、星のせいじゃない。』のサウンドトラックに収録された「Boom Clap」は、アメリカのトップチャートにランクイン。
これにより、ソロアーティストとしての地位を確立しました。
その後も独自の音楽スタイルで多くのファンを魅了し続けています。
2017年にリリースした『Pop 2』や、2020年の『How I’m Feeling Now』では、実験的なサウンドとキャッチーなメロディを巧みに融合させ、音楽ファンや評論家から高い評価を受けました。
そして2024年には最新アルバム『Brat』を発表。アメリカでは3位、イギリスでは2位を記録するなど、さらなる成功を収めています。
彼女の音楽は、クラブカルチャーの熱気と洗練されたポップの要素を見事に融合させたもの。
これまでに数多くのリスナーを惹きつけ、新世代のポップアイコンとしての地位を確立しています。
今回そんな彼女のご紹介したい動画は、Youtubeで2022/02/12に公開され、長年の友人だったRina Sawayamaとコラボした「Beg For You」の動画だ!
舞台は、まるで発電所のような無機質な空間。二人はそこで、信者たちを導くカリスマ的な存在として登場します。
映像には、偶像へのあこがれや、神の力にすがろうとする人々の姿、そして儀式的で迷信に満ちた行動など、大衆文化に潜む信仰の姿が重ねられています。
リナは圧倒的な存在感でダンサーたちと舞い、チャーリーの力強く芯のある歌声に、リナの柔らかく流れるような歌声が重なります。
全く異なる個性を持つ二人の歌声が、まるで一つの物語のように調和しています。
この楽曲は、長年の信頼関係と友情があるからこそ生まれた、心に響く特別なコラボレーションです。
幻想的でありながらどこか現実的な映像美が、楽曲の持つ深いテーマをより鮮やかに引き立てています。
息をのむような世界観と、二人の見事な表現力。そのすべてが詰まったこの作品。
ぜひ動画で、その空気と物語を感じ取ってみてください!